このサイトについて

北 祐介へのお仕事依頼や実績などを紹介しています。

北 祐介のプロフィール

1995年3月18日生まれ
福岡県福岡市出身
立教大学文学部教育学科出身
#教育 #ワークショップ #カードゲーム #哲学対話
#ファシリテーター #メンター

(さらに…)

主な活動屋号

最新プロジェクト

下は小学生から上は60代まで。 個人で何かをやりつつも、世代性別場所問わず誰かの #小さな居場所 を作るお手伝い。

【活動報告】新年青春18きっぷ遠足

新年一発目の企画として青春18切符遠足を開催してきました!

青春18きっぷのルールは以下の通り

全国のJRの電車乗り放題!
ただし、普通列車(お金を払わないで乗れる電車)のみ
期間は12/10〜1/10までの1ヶ月間
どんな年齢の人でも利用可能!
5日分(一人一枚それぞれ使ってもOK)で12050円

文字通り、全国の電車乗り放題の夢の切符ですが、時間がある人でないと使いこなすことが難しい切符です。

また、平気で1日4時間以上電車に乗るので、電車が特別好きじゃない人にとってはよく「苦痛」と言われることもあります。

しかし、主催のキタキタは大の電車好き。

18きっぷで行った都道府県は鳥取&島根&宮崎&鹿児島&を除いた43都道府県。特に用事がなくてもとりあえず18きっぷを買っておくくらいにこの切符を楽しみにしています。

そんなキタキタが鉄道好きの子供を無限に鉄道に乗せるための夢のような企画・青春18切符遠足!2回目となる今回はどのような旅になったのでしょうか?見ていきましょう!

なお、18きっぷ遠足は参加者の鉄道好き度&旅慣れ具合に合わせて臨機応変にプログラムを変えています。

今回、関東編は全員18きっぷ経験者かつ高学年だったので超上級者向けに。関西編は電車好きではあるけど3年生&4年生ペアだったので中級者向けに。

関東&全国編(超上級者向け)

関東からの参加者が特におらず、一緒に関西から関東に行きたいという参加者がいたので、18きっぷ旅は関西からスタートすることに。

徳島からやってきた小学生とは前日の夜に新今宮駅で合流し、我が家にて前泊。

明日の出発に備えて早めに眠って、朝10時に大阪駅で集合できるようにしました。

彼は去年の夏休み、友人の中学2年生に着いていくために財布のみ(スマホも着替えもなし)の状態で大阪から東京まで18きっぷで向かった猛者なので、ただ18きっぷで旅行するだけの旅は飽きるだろうと思い、なかなか過酷な旅行日程にした。

1日目:大阪〜松本まで

11歳と24歳。どっちだ pic.twitter.com/V3QwFITCOx— 北@移動式実家&秘密基地GroundMole (@seizogakuen) January 5, 2023

この日の旅行行程は

大阪駅10時出発→13:30頃名古屋到着(16:20まで名古屋観光)→20:24松本駅着→旅館に宿泊

大阪から名古屋の道中、彦根城や伊吹山や関ヶ原など非常に見どころが多いため、いろいろ解説しながら進む。

名古屋到着後、すぐにお昼ご飯!名古屋名物を食べてもいいけど、ここからの旅行行程の食事状況を考えてもうやんカレーに。

野菜を2週間煮込んでドロドロにした一食90kcalの超健康的なカレー。

前回の18きっぷ遠足では不評だったが、今回は大好評。嬉しいことにおかわりをしてくれた。

名古屋ではカードショップ組とキタキタおすすめの変なお店(ビブリオマニア)に行きたい組とで分かれて行動。

youtuberがやっているカードショップ・アドバンテージ

デュエマ好きの彼はとにかくカードショップに行きたいらしく、ここに飽き足らず、東京でもカードショップ巡りをすることになった。

歴史好きキッズだったらたぶん名古屋城とかに行ってた。

大須でのカードショップ巡りおよび、大須観音でのお参りを済ませたので合流。

電車の中ではいろいろと人生の話をしていた。

悩める11歳と迷走してるけど悩んでいない24歳の会話、とてもおもしろい。

この日、というかこの旅を通して好評だったのは塩尻駅での7分観光。

本来、名古屋は休憩スポットだったので、15時くらいに出発して南木曽で木曽川を見たり、木曽路の美しい景色を堪能したり、塩尻駅で美味しい駅そばを食べたりしたかったが、遅くなりすぎちゃったので、7分の停車時間で全力観光することに。

日本一入口の狭い駅そば
日本唯一のホーム上の葡萄畑

時間は7分、荷物は全て列車に置いていったので、絶対に遅れられないスリル。葡萄畑から僕らの電車の乗り場が結構遠かったので、帰りは休み休みに全力ダッシュして発射1分前に乗車。本当にギリギリの観光だった。

わずかな雪であっても雪合戦は欠かせない。

現地のスーパーでご当地っぽいものを購入して宿へ。

今日の晩飯

虫と鯉 pic.twitter.com/595adtafBG— 北@移動式実家&秘密基地GroundMole (@seizogakuen) January 5, 2023

各々食べたいものを買ってもらって、試食用に鯉の煮付けとイナゴの佃煮を購入。日本酒を買わなかったことを全力で後悔した。

2日目:松本観光&超過酷!ヒッチハイク&高速バスで東京へ

気温は−7度。しかし、天気は快晴。

翌々日あめ市。惜しかった。

暖かな日差しのおかげで寒いことをそれほど意識せずに松本を観光できた。

アルプスと松本城 pic.twitter.com/77N5CaAD6E— 北@移動式実家&秘密基地GroundMole (@seizogakuen) January 6, 2023

松本城のお堀の水が凍ってたのがびっくり。

松本って、街中のいたる所に湧水があるので、給水スポットに困らない。こういう街ってあまりないから羨ましい。

写真は去年の5月に行ったときに撮影したもの。お土産にたくさんペットボトルにお水入れた。

お昼はお蕎麦を食べて、解散。24歳男子はそのまま新潟にむかったようだ。

平日なので日替わり定食を頼むことができた。手打ちそば、本当に美味しい。

お店
長野の郷土料理と地酒 手打ち蕎麦 和利館(わりかん)
https://goo.gl/maps/Br4KbZjRsLwjrSaAA

そこから松本ICへ移動。初日に予告した通りヒッチハイクを決行。

しかし、あまり過酷な状態にならないように、30分で車が見つからなかったら高速バスに乗るルールを課して実行。

結果、15分くらいで車が捕まり、岡谷ICまで移動することに。

諏訪湖と富士山が見えるポイントを教えてもらった。

岡谷といえばデカい木に乗って山を下る御柱祭が有名だが「毎年人が死んでて、今年は珍しく死ななかったよ。小さい頃に人が引きちぎれる様子を見たな〜」とかとんでもないことを言っていた。そんな祭りが令和の今にも続いているのがすげえなと思う。続けていこう。

教科書には出てこれない情報が知れる。これが地元の人と話す醍醐味。

その後、30分粘ったが見つからなかったので、岡谷駅まで移動。幸い、歩ける距離に駅があってありがたい。

岡谷発東京行きの高速バスがあったので、それに乗車して東京へ。

小学生にとって、ヒッチハイクよりも過酷だったらしい高速バス

バスの乗車時間は3時間ちょっと。この3時間が長かったようだ。

彼の友人宅の最寄り駅まで送り届け、この日は解散。翌日、秋葉原で待ち合わせをすることにした。

塾帰りだった小学生の友人のS君

僕はというと、友人のシェアハウスに泊まるべく移動。そのまま近くの銭湯に行き、旅の疲れを癒して就寝。

3日目:秋葉原観光&過酷!東京から奈良へ終電で帰る

彼の要望により、秋葉原でカードショップ巡りをすることに。

ついでに友人のS君もついてきた。

カードショップでひたすらカードを漁る。暇そうな友人のS君とは彼がカードを漁っている間にガチャガチャ専門店や謎の雑貨屋などを案内した。(化学グッズの専門店やスパイカメラ専門店も案内したかったが、場所を忘れたので断念した)

終電ギリギリまで秋葉原で遊んで新橋から東海道線に。

せっかくなので、東海道線のグリーン車にも乗車。貴重なハイデッカー車両

静岡区間では富士山がよく見えるエリアを案内したり、「俺たちが見た諏訪湖の水がここまで来てるんだぜ!」ってことで天竜川を案内したりと、地理と記憶をいい感じにリンクさせるべく案内。

列車の遅延があったものの、10時間以上かけて普通列車を乗り継ぎ無事に終電で我が家の最寄駅に到着し、青春18きっぷ旅関東編の幕を閉じる。

鉄道唱歌でも「昔は陸路二十日道、今や鉄道一昼夜」と言われているし、そもそも下道だと二日かけていく道だからやっぱ18きっぷは早いよなぁと思う。

関西編

関東編は旅慣れしているメンバーだったのでヒッチハイクをしたりと結構過酷なスケジュールだったが、関西編は比較的小さな旅慣れしていない子供が多かったので、6時間コース。

途中観光地は岡山。エクストリーム7分観光みたいなこともあまりやらない….つもりだった。

なお、徳島滞在期間中は去年夏休みと春休みの職場兼一緒に旅した小学生の実家であるシモノロ・アパートメントおよび花咲みに滞在した。 タイトル未設定 育つ。生きる力。 hanaemi.life シモノロのコンテンツ | シモノロ・パーマネント www.shimonoro-p.jp

1日目:グリーン車で瀬戸大橋を渡り徳島へ!

参加者の一人は近所の子供なので、奈良で合流。

その後、大阪駅に向かいもう一人の参加者と合流し、岡山を目指す。

白地図を用意して今回の旅のメモを書いてもらう

鉄道好き3名、デュエマ好き3名の4名での旅だったので、デュエマ好きな小学生二人は電車の中で延々とデュエマ。

鉄道好きの余った小学生と共に車窓を楽しむ。

海側の席を確保できなかったので、淡路島&明石海峡大橋を見れたのは鉄オタチーム

途中からはトランプや最新作のカケザンジャックなどをして遊んでいた。

カードゲームできるようにキャンプ用のテーブルを持参していた

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岡山駅は四国方面の特急と山陰方面の特急が充実しているので電車好きの彼らにとってはまさに天国。

しおかぜ
やくも

特に、やくもには大興奮だった。

お昼ご飯は倉敷名物ぶっかけうどん。姫路の駅そばか迷ったけど、向こうでぶっかけうどん食べるから比較用に面白いかなと思い選択。

実は倉敷発祥らしいぶっかけうどん。
コシのある麺だが味が全く違う。美味しい。

なお、こちらのお店は新幹線のホームにしかないため、うどんを食べた後は新幹線をたくさん撮りまくる。これには鉄道オタクは大歓喜。

特に大人気だったのは500系

ご飯を食べてしばらく休憩した後、マリンライナーに乗車する。

ここでしか見られない特殊な顔
となりにいたのはアンパンマン列車

鉄オタ小学生の要望で全面展望のグリーン車に乗車(なお、1500円と結構高かったので、半分は指定席に…..するつもりだったが座席を間違えてグリーン料金を取られてしまう)

渡る瀬戸内海は良い景色
微妙に全面展望ではなかったやつ

四国に渡ると、徳島の彼が讃岐富士を教えてくれた。

富士山を見た翌日に見る讃岐富士。どちらも綺麗な山。

坂出で降りたので、人工土地にてエクストリーム観光を実行しようとしたら却下される。まあ、疲れちゃったしな。でも、ずっとデュエマしたりカケザンジャックやってたからあっという間だったなぁ。

徳島にもどったら美味しいご飯を用意してくださっていただいた。圧倒的感謝。

2日目:冬のそうめん流し??

二日目はきっと疲れているだろうからゆっくり休んでもらうことにした。

寒いので外の水道が凍っている

….が、お昼ご飯に事件が起こる。

「お昼何しよっか」
「そういえば、半田そうめん(徳島の名産品)がいっぱいあるよ」
「よし、流しそうめんやるか」
「いいねぇ。流し台つくっちゃおうぜ!」

本当にやってしまった。冬なのに。

少人数なんで大掛かりなもの作らなくていいからできちゃう。すごい。

作っているときに花咲みの園長・カッシーから「お前らバカだろ」と笑いながら言われるが実際にそのとおりだと思う。最高の褒め言葉だ。

さすがに冷たいツユは無理なのであったかいツユにしてもらった。ありがたい。

翌日13:00くらいの電車で帰るつもりだったが、シモノロの主・修子さんに「もう1日滞在したら?」と提案される。

18きっぷの期限は明日で切れるし、どうしようかと思い、彼らや彼らの親御さんに相談してみたところ、快くOKをいただいたのでお言葉に甘えて滞在日数を増やすことに。

基本的にめっちゃデュエマした。

3日目:秘境駅・坪尻駅に歩いていこう!

滞在三日目のプランはかなり迷った。

花咲みを満喫してもらいつつ、18きっぷも無駄にせず….と考えた結果

午前中は花咲みの子供たちと鬼ごっこをした。

一生使わないだろう経路で琴平行きます。 pic.twitter.com/X8m07rX9qk— 北@移動式実家&秘密基地GroundMole (@seizogakuen) January 10, 2023

午後からは坪尻駅から琴平に向かいこんぴらさん参りを目指す。

どう考えても駅に向かう装備ではない pic.twitter.com/DcSGffi1ss— 北@移動式実家&秘密基地GroundMole (@seizogakuen) January 10, 2023

「しばらく行ってないから木を切らなきゃいけない」
「両手空けておかないと危ないよ」

おおよそ、最寄り駅に行く会話ではない。 pic.twitter.com/XG0Qv3HlSi— 北@移動式実家&秘密基地GroundMole (@seizogakuen) January 10, 2023

到着したときの様子 pic.twitter.com/4KWTjADslY— 北@移動式実家&秘密基地GroundMole (@seizogakuen) January 10, 2023

坪尻駅はいわゆる秘境駅。1日の利用者が1人程度なので僕らのおかげで2〜3倍になったはず。

そんな坪尻駅に花咲みの子供たちが着いてきてくれたのは嬉しかった。

4歳児くらいの子も普通に完歩してたのすごい。


しかも、坪尻駅でドラマさながらに並走して見送ってくれたのには感激した。こんなこと一生ないだろう(本当に。)

坪尻駅で走って見送られたのはたぶん俺たちだけ

ただ、坪尻駅で結構体力を使ったみたいなので、金刀比羅神社参りは途中で断念。

帰りにも坪尻駅に行ったので、改めて記念撮影をした

4日目:グリーン車より安い!特急列車に乗ろう!

最終日。琴平まで送ってもらうことで塾の時間に間に合うように調整。

もう18きっぷの期間は終わっているので、普通に大阪までの乗車券を購入。

琴平まで来てふと考える。

「もしかして、特急乗れちゃう??」

宇多津から岡山までの短い区間で特急に乗車。お値段は特急券500円くらいなので、グリーン車よりも安く乗れた。

岡山駅到着直前、一人の小学生が語る。

「そういえば、キティちゃん新幹線ちょうどいるんじゃない??」
「でも、到着3分後に出発か….いけるかな…?」
「俺、見たことあるしいいや」
「でも、俺みたい。」
「俺も見たいわ。」
「絶対いや!!!」

見てきた。3分勝負のエクストリーム観光・キティちゃん新幹線

正直、ここで全ての体力を使い果たした。

もともと岡山駅で昼食を取る予定だったので、ゆっくり休憩してから最後の電車に乗った。

また、帰りは乗換案内によりちょっと違う道のりで。

帰りは赤穂線経由。結構レアな電車がきた。

帰りも相変わらずデュエマ三昧。唯一の非デュエマ好きもすっかりデュエマにハマってしまった。

長い旅もこれで終わり。

次回予告

次の18きっぷシーズンは3月1日〜4月10日。

日程は決まっていないけど、今度は九州に行こうかなと。ついでに徳島も行っちゃおう。

とりあえず参加したい人はこちらに入ってほしい。

それでは!

オープンチャット「春の18きっぷ遠足(3/1〜4/10のどこか)」
https://line.me/ti/g2/wGjv5IPbAKZBzH5nu6Ly0_QPDETi7EtllJJFNg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

【群馬前橋】妄想アパートメントに出展してきました

Facebookでは写真を投稿できないから結局こっちになったか!ってことで、簡単に今回の出店を振り返ってみる記事です。

知らない人にざっくり話すと、令和市として群馬の覚えにくい県庁所在地として有名な前橋市の広瀬団地にて開催された文化祭に出てきたって感じです。https://note.com/embed/notes/n51ca6169a0e9

お祭りはやはり出展者側に限る。

出店までの経緯

令和市のメンバーの1人がこの文化祭の主催者であるODD SCHOOLに最近ジョインしたらしく、是非とも令和市にも出てほしい!となったらしいので、一部令和市民が声をかけられた。(後ほど令和市公式ラインからも公募)

群馬か〜遠いな〜と思っていてゆるゆると観察していたけど、文化祭に参加を決めていたメンバーが「インプロをやりたい」と言っていたので、「ならば俺の出番か」ということで参加を決める。

なぜなら、当方のファーストキャリア(初めて何かをして人からお金をいただいた仕事)が舞台俳優なもので、2016年から何やかんや今日に至るまで毎年インプロワークショップを開催していたのだから!

大人も子供もごちゃ混ぜになってやるスタイルが大好きだぞ!

やると決めたらあれもこれもやりたくなって、結果的に実にいろいろなものをつくることになった。

今回作ったものたち

新規に作ったものたちはこんな感じ。

年表作りワークショップ
展示用の年表のデザイン
超能力ガチャ
令和市開発に関する資料作成
メタバースタワマン
メタバースタワマンのチラシ
みんなでつくる令和50年の年表アプリ

準備期間は1ヶ月。作ると決めたらぶっ通しで作り続けるので、なかなかに多作。

その他過去に作ったものを展示。

不平等条約をきっかけに作った令和市の教科書
令和市営地下鉄の路線図
https://youtube.com/watch?v=fzeYvXYmJb8%3Frel%3D0

令和市に関する動画のプレイリスト(つくったの、半分もないけど)

出展当日、心に残ったことたち。

おばあちゃん、Stable Diffusionを触る。

AIお絵かきブースを別の旧令和市民が用意してくれていたが、そこに70代くらいのおばあちゃんがやってきた。

その際、「AIでお絵描きするんですよ〜」と僕が適当に説明してたのを見て、元令和市加工センター長・けんごさんが「何か書いてほしい絵の言葉を入れてみたら、それに近い絵が勝手に出てくるんですよ〜」と説明していたのが印象的だった。

言葉の力ってすごい!と思った。そして、そんな人材が非常に貴重であるとも。ちなみに彼が作った新しい名刺の肩書きはコミュニティマネージャー。
マジで適役だと思う。
↓そんなけんごさんによる令和市ブースの説明。

令和市コーナーについて!

#令和市 #妄想アパートメント pic.twitter.com/Mz9U5jin3Q— シン·かとちゃん (@yorozuyakatou) November 19, 2022

謎に人気な超能力ガチャ

ガチャガチャってすごい!!!とりあえず回してみたくなる不思議な魅力があるよね。

実はこのアイデア自体、シェア街文化祭に令和市が出店していた際に稼働していたNFTガチャが源泉なのだけど、ガチャガチャってとりあえず回してみたくなるらしい。

中には遊び研究所で募集した「えたのかどうかよくわからない超能力」とモテアマスとの不平等条約の際に話題が出ていた「年齢を売る薬」をヒントにその日限りの年齢を。

小学生の女の子が引いたのが「人生5周目の人」一番先輩になっちゃったね。

5畳の空間でのエチュード

今回の会場があまり広い会場ではない上に団地ゆえにあまり大きな声が出せない制約があったので、どうしようかなと結構迷った。

今回は円座になって目をつぶるスタイルのエチュードをやった。

未来のモノしりとり、令和今昔物語、エチュード・イン・ザ・ダークなどなど。

目を瞑ってても、体そんなに動かさなくてもエチュードってできるじゃん!って思ったのであった。

ホヤおじさん

「お前ら!ホヤを食え!」「ホヤ貝というヤツを許さない!」

ホヤの輸入国は韓国で、その韓国が震災以降ホヤを輸入しなくなったため、国内で生産される50%のホヤが廃棄されているとのこと。しかも、ホヤが育つには3年かかるし、なんだったら3年目にとらなきゃいけないというかなり厳しい制約。

そんなホヤを救うべくひたすらホヤを無料で振る舞い続ける謎のブースがあった。

とある大学の先生らしく、話すトピックが面白すぎて素敵。

「ホヤとうずらの相性は最高!」ということでうずらをご購入いただけた。

うずら料理する配信、みたかったけどみそびれた。ごめんよ。

全体的な感想

創作のエネルギーを発揮できてよかった。いろいろあったから、これだけ夢中になれるものがあってよかったなぁと。

不思議なことに誰一人欠けていてはこうはならんかったやろうってくらいにみんながみんなそれぞれの役割を果たしていた感がすごかった。

あと、作ったものをたくさん楽しんでもらえたのが何よりも嬉しい。

主催のODD SCHOOL代表ワタナベシンヤ氏が「いろんな世代の交流する場を作りたい」って言葉通りの感じになった気がする。みんなガチャガチャ回してたしね。

団地って、どちらかというと高齢者の方が多いイメージだからこそ、団地でこんな催しをやれたのがとってもよかった。

次は団地丸ごと使ってそれぞれの生活を展示するみたいな企画をやってみたいなぁと思う。全員1日限りの住民。その生活とは?みたいなの。似たようなものがあったら是非教えてほしい。

終わった翌日(そもそも帰ってきたのが朝の四時だけど)に、それまでの労いをこめて草津温泉に行った(というか連れて行ってもらった)

なんと草津温泉のこのオブジェ、岡本太郎先生の作品!!

岡本太郎の作品なのに美しく綺麗。

「人間解放のレクリエーションの場」

ずっと目指している場所に来れてよかった。

移動式実家・GroundMoleをやってみた

移動式実家をコンセプトに再開させたGroundMole。

東京と大阪でそれぞれ2回やってみて、どちらもまるでゼロから始めたかのように「はじめまして」の人にしか会わなかった。

やはりリアル拠点….もとい「場」が外側に開かれているというのは新しい発見を多く含む。

結論から言うと、この活動は続けてもいい…というよりかは「会いに来れる場」としてしばらく開け続けたいなぁと思った。

この記事では、今回の活動の簡単な振り返りをしつつ、今後どのように発展させるか、アクセスのしやすさを高めていくかを書いていく。

準備編

準備するものはいつも詰め込んでいるキャンプ道具くらい。特に大正通りポケットは奈良の我が家から比較的近いため、今後は継続的な活動ができそうだ。梶野公園も場所としては良い感じだった。

身一つあれば開催できた鬼ごっことは違って、くつろぎのアイテムを用意する必要があるので、荷物が多くなってしまうのはネックか。

今回、実行する上で新しく買い足したものは

・モバイルバッテリー
・紙コップホルダー
・プラスチックのコップ(クラフトコーラ用)
・クラフトコーラシロップをいれるための小瓶

そもそも今年の初めにやっていた令和市立図書館のときにくつろぎの場を作った経験はあるので、おもてなしの道具さえ準備できればOKって感じだ。

かなり思いつきな感じで始めてしまったんで、集客はあまりできていなかった。まあ、そもそも実家に集客ってのもおかしな話だからしなくていいのかもしれないが。

そして、そもそも「何も予定してないけど、即興でいい感じのワークショップするよ」というスタイルをホームレス時代にやっていたりしたので、何も決まってなくてもなんとかなるだろうって感じはしている。

昔は「イオンモール南鳥島店のオープニングセールを考える」とかやってた

アドリブの強さはもはや経験値。

実行編@東京

テントの中にコタツ&みかん置いたことで一気に家っぽくなった pic.twitter.com/PcXq8LwgET— 北@移動式実家&秘密基地GroundMole (@seizogakuen) October 8, 2022

やった場所は梶野公園。

初期鬼ごっこの舞台で、駅からのアクセスの良さと周辺駐車場の異様な安さ(24時間600円)とコンビニ&百均&スーパー&成城石井と恵まれすぎたショッピング環境から、何かあってもなんとかなるだろう!ってことでここに。

とりあえず、実家の如くマジでくつろいでみることにした。

テントの中で米を炊き、米が炊けたら卵かけご飯にしてモグモグしていたら「これって何やってるんですか?」と声をかけてくれた人が参上。

何かやっている感を出すために用意した「来場記念NFTプレゼント」のチラシを用意していたので「全然知らない人がただテントでくつろいでいるところに声をかける」なんていうチャレンジングなことをせずに済むってことよ!!!

ただ、テントから出たときに「わざわざテントからでていただいて….」と言われてしまったことで、とある事実に気づく。

「「「くつろいでいる人に声をかけるのは結構大変!!!」」」

が、この日は何故か異常に眠たく、ダラダラしたいには勝てなかったので、お構いなしにダラダラした。

公園コワーキングするぞ!ってときにパソコンの充電が全くないときほど「今日は休めってことか」となる瞬間はない。— 北@移動式実家&秘密基地GroundMole (@seizogakuen) October 8, 2022

さいっっっっっこうに気持ちよかった。

たぶん、何かが起こらない限りはひたすらダラダラしてるってのが大事なんだな。

後日、この日のことを友人に話したところ「秘密基地っぽい!」と言われたので、わかりやすさのために関西でやる際には移動式実家に加えて「秘密基地」のワードもいれてみることにした。英語だったら全部Homeなんだけどな。

P.S
梶野公園、場所によってはフリーWiFiが存在している。神すぎんか…?

実行編@関西

東京から帰ってきた翌日に大正通りポケットにて実行。
なお、出店の際にオーナーには「退屈と日常を売る店」と告知していた。

大正通りポケットアオゾラ
今日は、移動式シェア実家&秘密基地に使っていただいてます。

おもしろい使い方嬉しい〜! pic.twitter.com/Bj0R7aF4BA— 大正通りポケット&アオゾラ 大阪府柏原市 (@taishodoripocke) October 15, 2022

いろいろ方向性が定まったので、この場を紹介するときに「移動式実家です!つまるところ、街角フリースペースみたいな感じです!」と言っていた。

まず駐車場にこたつがあり、その隣で一人鍋をしている謎の光景。

歩行者は通り過ぎるか二度見するかなので、二度見されつつ目があったらニッコリしておく。

やはり公園と違ってこちらは(寂れているとは言えども)商店街の通り道なので、人の動線がしっかり存在している。梶野公園のときよりも声をかけてもらいやすかった。

そもそもこういう場作りに興味あるのは場づくりをしている人間が多数なため、柏原のおもしろスポットをたくさん知れることになった。

あと、いろいろ差し入れいただいた。

クロワッサン(既に腹の中.star)とグレープフルーツのモクテルを差し入れしていただいた!美味しい…! pic.twitter.com/6wZPSP6zSE— 北@移動式実家&秘密基地GroundMole (@seizogakuen) October 15, 2022

あと大して売る気がなかったウズラも何故か売れた。人の動線があるエリア、ほんますごい。

考えたこと

実家をどう作るか?ってよりかは生活がそこに存在しているのが結構大事だなって思う。

人が何かをしているとき、声をかけるのは大変。
しかし、全然生活をする場所ではない場所で「生活」が存在しているのが結構面白いのかも。
あと、生活をしていると大変心が楽になる。

以前、大正通りポケットでウズラの卵の販売をしていたとき、なんとも言えない「売らなきゃ!」があったけど、今回のそれはほぼゼロ。

まあ普通に生活しているだけだし、それをオープンにしているだけだからね。

ここ最近、車中泊における寝方の正解にたどり着いたことで、どんなエリアであってもグッスリ眠ることができるようになった。

だから、普通に酒を飲んでオールナイト営業するのもありか。まあ、オーナーと要相談だ。

ちなみに鍋会はOKっぽい。うれしいね。

とにかく、普段見慣れた通り道に「不思議」を設置しつつ、「知らない人と適当に話す」というカフェのマスターっぽいことができるのが良い。

まあ、またやろう。

とりあえず、来月11/18に前橋の団地で文化祭にリバイバル令和市として出展するので、その周辺で移動式実家を建設しようと思う。

大正通りポケットについてはその前週に「をかしわらマルシェ」があるっぽいので、そこで何かしら出店してみてもいいかもしれない。

関わった人たちの声